1st


► TRIAL LISTENING     – 試聴

北 航平 – kita kouhei 1st Full Album “endless cycle of rebirth” Digest    – Experimental Music , Electronic , Ambient , New Age , Contemporary Music –


 
『過去から現在、そして未来へ。アルバムを通して自由に行き来する時間と空間の流れ、並行して進む個人の感情における小宇宙を表現した本作は、コラージュされた生活音や自然音・ノイズを用いたソリッドかつ楕円を描くような個性的で卓越したリズムセンスと、人生における悲しみや痛みを表現したピアノやカリンバの消え入るような美しく切ない音色が溶け合い、アーティスティックで抽象画のような「音」の世界観を構築している。また、サウンドイメージをより深く想起させるジャケットのアートワークも自ら手掛ける。
独自の感性と切ない歌声でミュージシャンからも高い評価を集める高山奈帆子(カルネイロ)がゲストボーカルとして参加。』
 
 

► REVIEW     – レビュー

イタリア     – Italy    『LIBERO
オーストラリア     – Australia    『CYCLICDEFROST
アメリカ     – the United States    『TEXTURA
オランダ     – the Netherlands    『VITAL WEEKLY
ドイツ     – Germany    『BAD ALCHEMY』Coming soon…
チリ     – Chile    『LOOP
日本     – Japan    『MUSIPL.COM
 
 

► COMMENT     – 推薦コメント

 

海野厚敬 / 画家

1曲目より”主人公”らしき人物の足音がアルバム全体の導入音として聴き手に伝わり、物語の始まりを予感させる。
ステージを変えて行くその人物のBGMの様に順々と曲は進むが、数曲聴いた途中で気がつく。
人物の背後にただ広がるバックグラウンドミュージックなどではなく、足下の花や草、石、土、風も空気も、そして人物の脳内わずかな電気信号や記憶。
万物事象すべてが発する声が前後交互に位置を変え、あらゆるものが”主人公”になり得る世界を表現していると。

http://www.unnono.com/


北川勝利 (ROUND TABLE) /  プロデューサー・ミュージシャン

僕のボーダー友達、シャイでロマンティストな北航平。
彼の静かな音楽世界 from 京都。色んな風景が浮かんで来るのです。

http://www.round-table.jp/


オオノ・マユミ / イラストレーター

きたクンのサウンドコラージュの世界は
たとえば指に付いた絵の具を紙にこすりつけて
その心地よさに集中しつづけていたら
生まれているもののような。純度が高い、本当のこと

それは私のイマジネーションをふくらませ続ける
万華鏡のように変化する景色。あざやかな欠片が響き
きらめき弾んでいく。宝物をみつけた、と思った

http://o-ono.jp/


大森寛明(Flicker Tone) / 作曲・編曲家

リリカルでロマンティック、暴力的でグリッチなエレクトロニック・ミュージックである。
1回聞いただけでは、その音楽的な情報量の多さに翻弄されてしまうだろう。

15年ほど前、自分の名義であるFlicker Toneをバンド形式で活動していた時に、「すごいドラマーがいるんだよ」と紹介されたのが、北航平だった。
彼がすごかったのは、その卓越したグルーヴ感と正確無比な安定感、そしてパワフルな音であった。
何より、テクニックがずば抜けており、数あるセッションの中でも特に素晴らしかったのを覚えている。

それから月日が流れ、北航平は素晴らしいファーストアルバムをリリースするに至った。
音楽が定額聴き放題の時代に、正面から丁寧に向き合える強度を持った音楽を作るトラックメイカーとして。

本アルバムの楽曲群は二面性を持っている。
Iasosのような神秘主義と、Cauralのような生活音やおもちゃ的リズム隊をミックスさせた遊び心が共存する。
The Irresistible Forceのような切なさと、子供が無邪気にかき鳴らすような幸福なピアノが同居する。
異なるものを手探りで、かつ高いレベルで融合させているがゆえに、片面から見ただけではなかなかその全体像が捉えきれないのだ。
トラックメイカーとパーカッショニスト、二人の北航平がせめぎ合いながらこの世に産み落とした、そんな曲達である。

曲名やアートワークとの整合性も高い(エレクトロニック・ミュージックのミュージシャンの中には曲名に全くこだわらない人たちもいるが)。
この楽曲群をひとつのテーマでまとめ上げるには、曲名やアートワークが必須なのだろうと思うし、北はその辺りとても意識的だ。
お聴きの際は、是非一緒に楽しんで色々想像してもらいたい。

http://flickertone.com/